ドンキの「つけま」売場がカオス化?令和ギャル&Y3Kトレンドで爆売れする最新アイメイク事情
ドンキ つけ まコーナーが、今とんでもない熱気に包まれている。メガドンキのコスメフロアに足を運ぶと、そこには10代から20代の若者だけでなく、かつて「ギャルブーム」を牽引した30代以上の女性たちも群がっているのだ。かつては「オワコン」とまで囁かれたつけまつげが、2026年の今、なぜこれほどまでに急激な再ブームを迎えているのだろうか。
SNSで「#部分用つけま」のハッシュタグが数億回再生される中、手軽にトレンドメイクを再現できるドンキ つけ まの圧倒的な品揃えが再び脚光を浴びている。サロンでのまつエクやまつ毛パーマにかかるコストを抑えつつ、その日の気分でデザインを変えられる自由度の高さが、タイパとコスパを重視する現代の消費者の心に刺さった形だ。
なぜ今?「平成レトロ」と「Y3K」が仕掛けた空前の目元ブーム

ブームの背景にあるのは、単なる懐古主義ではない。2026年の現在、ファッション界を席巻しているのは「Y3K(3000年代風の近未来的なスタイル)」や、平成ギャルカルチャーを現代風にアップデートした「ネオギャル」スタイルだ。これらのメイクにおいて、強烈な存在感を放つ目元は欠かせない要素となっている。
かつての「盛る」だけのメイクとは異なり、現代のトレンドは「自まつ毛のように見せかけて、実は計算し尽くされた束感」を作る技術だ。この繊細な表現を可能にするアイテムが、ドンキの店頭にズラリと並んでいる。
サロン超えのクオリティ?進化する「部分用」と「透明軸」の衝撃
店頭で特に異彩を放っているのが、1束ずつカットされた部分用つけまつげだ。これまでの「1枚を丸ごとまぶたに貼る」タイプとは異なり、自分のまつ毛の隙間を埋めるようにピンセットで装着する手法が主流になっている。
「まるで自まつ毛が伸びたみたい」とSNSで話題になり、初心者でも失敗しにくい超極細の透明軸(ベース)を採用した商品がヒットを記録している。これにより、従来の「いかにも付けています」という違和感が完全に払拭された。技術の進化が、つけまに対するハードルを劇的に下げたのだ。
ドンキの圧倒的シェアを支える「バズコスメ」の仕掛け人たち
ドン・キホーテの強みは、その圧倒的なスピード感と市場の声を即座に反映する商品開発力にある。インフルエンサーや人気メイクアップアーティストとのコラボ商品をいち早く棚に並べ、トレンドが冷める前に消費者の手元に届けるシステムが確立されている。
深夜まで営業しているというドンキならではの強みも、夜間にSNSでバズった商品を翌朝を待たずに買いに行けるという独特の購買行動を生み出している。これが、他店には真似できない爆発的なムーブメントの原動力となっているのだ。
タイパ重視のZ世代が「まつエク」から移行するリアルな理由
長年、日本のアイメイク市場を牽引してきたのは「まつエク(まつ毛エクステンション)」や「まつパ(まつ毛パーマ)」だった。しかし、物価高騰が続く2026年において、毎月数千円から1万円近くかかるサロンの維持費は、若者にとって決して軽い負担ではない。
「1回数分で装着できて、毎日違うデザインを楽しめる。しかも1パック数百円から買えるなら、サロンに行く必要がない」。そう語る都内の大学生(20)の声は、今の若者の本音を代弁している。タイパ(タイムパフォーマンス)だけでなく、財布に優しいコスパの良さが、つけまへの回帰を決定づけた。
2026年最新トレンド:売り切れ必至の注目モデルはこれだ
現在、ドンキの店頭で特に品薄状態が続いているのが、韓国のアイドルメイクを自宅で再現できる「束感強調タイプ」と、下まつ毛専用の「極細部分用」だ。特に下まつ毛用のつけまつげは、中顔面(目の下から口元までの距離)を短く見せる小顔効果があるとされ、美容感度の高い層から絶大な支持を得ている。
さらに、水や汗に強い最新の接着剤(グルー)も同時に売り上げを伸ばしており、フェスやアウトドアの季節に向けてさらなる需要の拡大が見込まれている。
コスメバイヤーが語る「ドンキの棚」がトレンドを支配し続ける背景
ドン・キホーテのコスメ担当バイヤーは、「SNSでの小さなバズを見逃さず、翌週には店頭のレイアウトを変更するほどのスピード感で動いている」と明かす。単に商品を並べるだけでなく、動画モニターを使った使用方法の解説や、手書きのポップによる熱量の高いアピールが、消費者の「欲しい」を刺激し続けている。
メイクの流行がどれだけ移り変わろうとも、常にその時代の「最前線」を物理的な店舗で体験できる場所として、ドンキのコスメコーナーは今後も日本のストリートカルチャーを牽引していくに違いない。 (出典: ドンキ つけ ま(Yahoo!ニュース))