Windows 11最新アップデートでSSDが低速化?世界中で悲鳴が上がるデータ転送速度「半減」問題の真相と対策
windows update ssdのトラブルが、再び日本のユーザーを悩ませている。マイクロソフトが今月配信した最新のシステム更新プログラムを適用した直後から、NVMe SSDの読み込み・書き込み速度が極端に低下する、あるいはPCがフリーズするといった報告がSNSや大手掲示板で相次いでいる。
テレワークやPCゲームの最中に突然システムが重くなる現象について、多くの専門家はwindows update ssdの競合バグが原因である可能性を指摘しており、ストレージの寿命低下を懸念する声も広がっている。
速度が50%低下?国内外で相次ぐユーザーの悲鳴

「昨日まで爆速だったSSDが、まるでHDD並みに遅くなった」。都内のIT企業に勤めるシステムエンジニアは、自身のデスクトップPCの異変をこう語る。CrystalDiskMarkでのベンチマークスコアが、アップデート適用後に突然半分以下に落ち込んだという。この現象は日本国内にとどまらず、Redditなどの海外コミュニティでも「KB」から始まる特定の更新プログラム適用後に同様のパフォーマンス低下が報告されている。
特にゲームのロード時間が明らかに長くなったり、大容量の動画編集データを出力する際に処理が途中で止まったりするケースが目立つ。日常の軽いブラウジングでは気づきにくいが、ストレージに負荷をかける作業において深刻なボトルネックが発生している状況だ。
原因は「BitLocker」の自動有効化とドライバの衝突か

今回のトラブルの引き金として有力視されているのが、Windowsの暗号化機能「BitLocker」の挙動だ。一部の報道によると、今回のアップデートによってユーザーの意図しない形でバックグラウンドでの暗号化処理が強制的に実行され、これがSSDのコントローラーチップに過大な負荷をかけているという。
最新のPCIe Gen 5対応SSDに搭載されている独自のNVMeドライバと、Windows標準のストレージコントローラドライバとの間で競合が発生しているとの見方もある。これにより、データの読み書き命令(I/Oキュー)が正常に処理されず、遅延が蓄積していく仕組みだ。
影響を受けやすいSSDブランドと現在の被害状況

現時点で被害が報告されているのは、特定のメーカー製SSDに限らない。Samsung、Western Digital、Crucialといった主要ブランドの高速NVMeモデルで広く確認されている。特にDRAMキャッシュ非搭載の低価格帯SSD(いわゆるDRAMレスSSD)において、速度低下の幅がより顕著であるとのデータもある。
一方で、旧世代のSATA接続SSDではこの現象があまり報告されていない。このことから、超高速転送を実現するプロトコル周りの制御に、今回のアップデートが何らかの悪影響を及ぼしていることはほぼ確実と見られている。
今すぐできる!速度低下を防ぐための一時的な回避策
公式な修正パッチが配布されるまでの間、ユーザー自身で取れる対策はいくつか存在する。最も手っ取り早いのは、問題の更新プログラムをアンインストールし、一時的にアップデートの自動適用を「一時停止」に設定することだ。設定アプリの「更新とセキュリティ」から、過去7日〜数週間の更新を保留にできる。
また、BitLockerの設定を確認し、もし意図せず暗号化が開始されている場合は、コントロールパネルから暗号化をオフ(解除)にすることで、劇的に速度が回復したという報告もある。ただし、セキュリティレベルが下がるため、持ち出し用のノートPCなどでは慎重な判断が必要だ。
マイクロソフトの公式見解と今後の修正パッチ予定
マイクロソフトは現在、このストレージ関連の問題について調査を進めていると公表している。サポートドキュメントの既知の問題リストにはまだ正式に追加されていないものの、フィードバックハブには数千件の報告が寄せられており、開発チームが優先的に対応している模様だ。
業界関係者の予測では、早ければ来週火曜日の定例アップデート、あるいはそれまでに緊急のプレビュー更新プログラムとして修正パッチがリリースされる可能性が高い。それまでは、不要な大容量データの転送を避け、システムのバックアップをこまめに取っておくことが推奨される。
OSアップデートとストレージ性能の「終わらない戦い」
OSの進化に伴い、ハードウェアの性能を極限まで引き出すための最適化は複雑さを増している。DirectStorageなどの超高速ロード技術が標準化される中、Windows Updateがストレージの足を引っ張る皮肉な事態は、今回が初めてではない。ユーザーは常に、利便性と安定性の天秤にかけられている。
今後、AI処理をローカルで実行する「Copilot+ PC」の普及が進めば、SSDへのアクセス頻度はさらに跳ね上がる。マイクロソフトには、基本機能であるファイルシステムの安定性において、より厳格な品質管理が求められている。 (出典: windows update ssd(Yahoo!ニュース))